深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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(旧題:わざぼー感想2 (後半やっつけ;))
このまえの感想はなかったことにしてくれいっ!
(今回の話が衝撃的すぎたもので、とりいそぎのファーストインプレッションでした。)
(あの記事に補足するなら、わざ武王がああいう位置づけだったら、
この話も『那由他』のアザドー・サイドのような、キロのような位置づけのわざぼー使い
がいても面白かったんじゃないかと思ってみたり・・・もしかして、すでにいたっ?!)
今回もみみみちゃんより凹凸のあるまーさまの胸部はご健在。
さて、仕切りなおしのわざぼー感想行って見ましょう!!
(今回は絵を多めに描きました)
(ネタバレ多めです。いきなりこのページに来た人は気をつけてください。)
このまえの感想はなかったことにしてくれいっ!
(今回の話が衝撃的すぎたもので、とりいそぎのファーストインプレッションでした。)
(あの記事に補足するなら、わざ武王がああいう位置づけだったら、
この話も『那由他』のアザドー・サイドのような、キロのような位置づけのわざぼー使い
がいても面白かったんじゃないかと思ってみたり・・・もしかして、すでにいたっ?!)
今回もみみみちゃんより凹凸のあるまーさまの胸部はご健在。
さて、仕切りなおしのわざぼー感想行って見ましょう!!
(今回は絵を多めに描きました)
(ネタバレ多めです。いきなりこのページに来た人は気をつけてください。)
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※ 画像と文章はまったく関係ありません。
今回はシリアスで悲しいお話なのですが、むむ君がすっぽんぽんになるという痛ましい事故により、読者の脳内で物語が大幅に脱線し、正常に読み進められないという事態が発生しました。周辺を折り返し、往復することで、ある程度納得してから先へ進めるようご案内したいと思います。
* * * *
・・・その前に別の話題を色々喋ってからにしましょう。
まず、事故の状況をちょっとだけ詳しくお届けすると、むむ君顔面アップ、肩の辺りまでコマに収まった状態で横倒しになってる絵なのですが、なんかもう、襟を描くことを半ば放棄しているといっても過言でないほど見事に脱げてます(--;)
「考えるより先にカラダが先にうごいちま」うとスッポンポンなんですか?
青ざめてないで答えなさいって、ねえ・・・!!何?「しょうがねーだろ」とはどういうことだ!!
・・・えー。なまっとより不適切な編集が行われた事をここでお詫びします。
リアクション芸、お笑い、ヌード、とむむ君の多彩ぶり、というより、無茶な仕事をさせられている感に気の毒さが拭えませんね。むむ君には幸せになって欲しいです。
・ ・ ・
続きまして、めんめんちゃんの話題。
なんと、みみみを「みみみちゃん」と“ちゃん付け”で呼ぶという新たな試みが行われました。これまでも、みみみを「このコ」と呼んで、みみみが女の子だと読者に理解させよう(?)というフォローを行なってきためんめんちゃん。今回は大胆にも“ちゃん付け”。年上に向かって“ちゃん付け”などとは、かつての「このコ」といい、勇気ある行動と言えるでしょう。
その昔、作品の内容補足および読者投稿ハガキを紹介するコーナーで、「みみみちゃん」と呼称する投稿作品を掲載して以来の公式からの“みみみちゃん”表記でした。そもそも第一回目連載の同コーナーで一人称が「アタシ」だということに注意を促し「主人公は超強い女の子なの?」とわざわざとりあげていたのだから、いい加減みみみは女の子ということでいいんじゃないかという気もする。
むしろ、みみみが男だという証拠はあるのかという疑問もあります。たしかに、漫画キャラクターは脱がしてみないと分からない、絵で判断する限り、読者が性別を女だと認識できる記号がみとめられない場合は他の要素から判断するしかないのだけれど・・・
作者の別作品の作風から推測して、いかにも女の子だと印象付けしておいて!というどんでん返しがないとも限らないというのが読者的には不安の種なんですよね(汗
改めて根拠を論うのもくどいので、もうやらないけれど、私はみみみちゃんは女の子という前提で読んでます。今更ながら、当サイトを読んでる方はそのつもりで私の感想やら何やらを読んでないとドキドキしちゃうぞ☆
・ ・ ・
おまたせしました。軌道修正という名の作品いじりのお時間です。
先に書いたようにむむ君がすっぽんぽんになったことで、脱線事故が起こってしまうわけですが、まずは周辺の流れを確認してみましょうね!
A みみみがわざ武王に刺されそうになる
B むむとめんめんが駆けつけ、みみみの代わりに刺される
C みみみはなぜ自分をかばったのかと二人に問う
D むむ「考えるよりカラダが先にうごい」たと説明
E 沈黙するみみみ
F めんめんに呼びかけられ、驚いて振り返るみみみ
ここまでのシーンをとりあげます。Dでむむ君はすっぽんぽんでした。
何ゆえむむ君は服を着ていなかった(少なくとも上半身は)のか?
着ていないということは間に脱ぐか、脱げるか、脱がされるかという過程があったと思うのだけれど、そこは描写されていない。むむ君の脱衣をめぐって誰にそれが可能であったか考えてみましょう。
まず、刺す立場にあったまーとわざ武王については除外しても良いでしょう。
まーはわざ武王を持つので手いっぱいで、今回は「しかし」しか台詞を喋る余裕もありませんでした。また、触手を伸ばさなければならないほどの距離が〔まー・わざ武王〕とみみみの間にあり、おそらく勢いよく伸びたであろう触手がみみみに到達するまでに二人が割り込めるほどの時間的余裕があったことから、両者はそれなりに離れた位置にいたものと思われる。二人はみみみのほぼ手前で刺される。
つまり、まーは手がふさがっていたことと距離の関係で脱がせることが出来ないのだ。(そもそも、脱がせる動機が分からない。)
わざ武王については、触手を抜く瞬間、むむの着物のあわせがズレて肌蹴るという可能性もなくはないけれど、刺されて直後のシーンでむむの服は脱げていない。むむは前方にくずおれて、両腕でカラダを支えながらなんとか身を起した状態を保っている様子で、このとき着衣に乱れはなかった。
このように傷は相当の深手であったはずだから、同様の怪我を負っためんめんにもむむを脱がす余力はないだろう(やっぱり動機が分からない)。となると、むむが自ら脱いだか、みみみが脱がせたかのいずれかということになる。
もう少し詳しくC→Dの流れを見てみよう。みみみは二人が自分を庇って刺されてしまったという事態に動転した様子で二人に問いかけながらむむに駆け寄る。むむは「うるさい」と突っぱねる(ここまで一コマ。先にわざ武王について読み解いた部分で取り上げたむむの描写はこのコマについて書いた)。少しひるんで退くみみみの首からうえの様子(これで一コマ)。そして、Dのすっぽんぽんで倒れるむむの顔のアップが描かれる。
むむはみみみが駆け寄るまでは服を着ていたが、みみみを突っぱねて次の瞬間服が脱げている、ということである。ここまでで考えられる状況は、
・ 突っぱねながらむむが脱いだのでみみみが驚いた
・ 何らかの動機があってみみみが脱がした → 何に怯んだかは後に検討
ということである。しかし、ここに疑問がおこる。なぜ、そこでむむが自ら脱ぐ必要があるのか。新手の脅しなのか。今まさに死にそうな状況で気でも狂ってしまったのだろうか。
もうすこし先を読めば、自然な解釈ができるように思ったので、続くE・Fのシーンを確認してみよう。すると、Fのシーンでみみみが気になる反応をしている。Fでみみみが驚くのはめんめんから突然「みみみちゃん」と“ちゃん付け”で呼ばれた新鮮さもあったろうが、この驚きは直前のEで沈黙したことと関連付けたい。みみみは沈黙しているあいだ何か思う事があり考え事をしていた。そのため、心そこにあらずの状態だったと思われる。めんめんに急に呼びかけられて驚き我に返った。Fはそういう反応だったと考えられる。
では、Eでみみみは何を考えていたのか、何をきっかけに考え込んでしまったのだろうか。
それは(今、問題にしている)直前のDのシーン、なぜ身を呈してまでなぜ自分を庇ったのかと問うみみみに答えた、むむの台詞であろう。
VSわざ武王編が終わってからやたらにみみみが庇われるシーンがあるが、はじめにみみみを庇ったシッポウはそのために殺されてしまった。みみみは無気力状態に陥ってしまう。そこへ立ち直らせに訪れたむむは、みみみを庇って自分とめんめんが瀕死の状況になることがみみみにとってどれほど重大な問題であるかも分かっていたはずである。
それでも庇わずにはいられなかったと告白する、というシリアスな話題が絡んだ状況でなぜ脱ぐ必要があろう。わけの分からない支離滅裂な行動をとるキャラでもなければ、笑いを取って場を収めようという愉快なキャラでもないのだから、この状況で妙な行動をとる必要もないはずだ。
・・・ひとまず、むむが自ら脱いだ可能性を保留にして、みみみが脱がせた場合を考えてみよう。
なぜ脱がす必要があるのか?傷を確認する意図があるように思われる。なぜむむなのか?脱がせやすいから。みみみが傷口を見るためにむむを脱がせたとするならば、この状況から何かが思い出される。―― そう、ナウシカ!!
そういうわけで、むむ君は朦朧とした意識の中、震える腕を持ち上げて一点を指差しながら「おねがい積荷を燃やして」とうわごとを言うのでありました。(完)
色々変だけど勢いでうpしてます;気にしないでね。
* * * *
無理やり色々やったまとめですが、誰が脱がせたのかは みみみ というふうに結論づけたいと思います;むむが脱がされていることを考慮しなければ、C→Dのシーンでみみみが怯むのは、むむの有無を言わせぬ態度であり、その背景には過去にみみみが状況に対応できなかったという事実に関係なく、自らの意思で行動せずにはいられなかったというむむの強い思いがあったように思う。しかし、Dでむむが脱がされていることを考慮に入れて、みみみが駆け寄るコマと怯むコマの間にむむを脱がすシーンがあったと仮定するなら、むむの突っぱねる言葉に関係なく、みみみは傷口の深さに驚いたものと思われる。
* * * *
さて、そもそもむむ君が脱いでいる必要はないので、ここは何か脱げてるけど作者の書き込みミスだという具合に処理してしまっていいところ(その証拠に服を着せつけるシーンなどはない)。なまっとさん、相変わらずの超無駄骨。
まさかまさかの、古い少女漫画のように、感情の高ぶりとともに登場人物たちの衣服が変化するという演出を唐突に行なったとも考えにくいように思う。・・・たしかに、むむ君はすごいことを言ってるのであるかもしれないけれど、それにしてはみみみのテンションが低すぎる。(大抵、その感情に関わっている人物全員が同じ次元の衣装に変化している)
とりあえずこのあたりについては、先ほどはっきり検討しなかったEのシーン、みみみの沈黙について一言三言語らせて下さい。これで手を引くので、どうか皆さん我慢してちょうだいな。
・・・はい。
みみみが黙りこんでしまうのは、どうして自分を助けたのかというみみみの半ば咎めるような言葉に対して、むむが「カラダが先に動いちまって」「しょうがねぇ」と言う、その心情を察したからではないかと思われます。
先に書いたけれど、むむ君が問いかけるみみみを「うるさい」と突っぱねるのは、みみみを庇おうという自分の意思(めんめんの意思も含むか)を尊重したかったから、と思われ、そこにみみみの意思など差し挟む隙はない。
むむもめんめんもみみみを庇いたい気持ちは同じだ、というのは、このシーンで二人とも刺されていることから読み取れるけれど、「しょうがねぇ」という台詞をむむ君に言わせるところがミソですね。
むむ君はこんなような状況に直面してみみみが立ち直れなくなったことを知っているのだから、これで自分達が死ぬような事があったら、みみみは再び深く落胆するかもしれないという可能性を考える事が出来る。しかし、そんな事後のみみみのメンタルなんて生きるか死ぬかの状況ではどうだっていいわけで、ひとまず生きといてほしいという思いがそこにあったんじゃないかなという、大変強い思いやりを感じられるわけです。
そもそも、この一連の戦いにむむ君はどうして関わっているのか、めんめんのように動機がはっきりとは描かれていません。とりあえず、自分はクエストして自力で城までたどり着いたということは言っているけれど、何ゆえそこまでしてみみみたちと合流したのやら。この辺をはっきりさせてない、ということが何かを言うためのポイントになるかもしれません。
そんなこんなで「あきらめないで死ぬ」のが「100倍カッコイイ」としても、周囲は死んでほしくはないので、みみみちゃんはなかなか死ねないね!人と人の繋がりがあるかぎり、それとなく生きのびてしまうんだね。面倒くさいなぁ・・・。もはや、ぽっきり折れるわけにもいかないみみみちゃんは、大きな悲しみを背負いながら、強大な敵に立ち向かうのでしたとさ。
※ 話題に取り入れることが出来ませんでした。
* * * *
すさまじくネタバレしてしまったので、とりあえず宣伝をしておこうと思う。
『わざぼー』はコミック1~5巻まで発売中。最新話はコロイチ!本誌で読めるよ!
なお、なまっとの感想の60%程度は冗談で出来てるので、
純度100%の原作を読んだほうがずっと正確な情報を取り入れられると思います。
みなさんの頭も冗談で出来ていたらどうしようもないね。伝言ゲームの大失敗だ!!
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※ 画像と文章はまったく関係ありません。
今回はシリアスで悲しいお話なのですが、むむ君がすっぽんぽんになるという痛ましい事故により、読者の脳内で物語が大幅に脱線し、正常に読み進められないという事態が発生しました。周辺を折り返し、往復することで、ある程度納得してから先へ進めるようご案内したいと思います。
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・・・その前に別の話題を色々喋ってからにしましょう。
まず、事故の状況をちょっとだけ詳しくお届けすると、むむ君顔面アップ、肩の辺りまでコマに収まった状態で横倒しになってる絵なのですが、なんかもう、襟を描くことを半ば放棄しているといっても過言でないほど見事に脱げてます(--;)
「考えるより先にカラダが先にうごいちま」うとスッポンポンなんですか?
青ざめてないで答えなさいって、ねえ・・・!!何?「しょうがねーだろ」とはどういうことだ!!
・・・えー。なまっとより不適切な編集が行われた事をここでお詫びします。
リアクション芸、お笑い、ヌード、とむむ君の多彩ぶり、というより、無茶な仕事をさせられている感に気の毒さが拭えませんね。むむ君には幸せになって欲しいです。
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続きまして、めんめんちゃんの話題。
なんと、みみみを「みみみちゃん」と“ちゃん付け”で呼ぶという新たな試みが行われました。これまでも、みみみを「このコ」と呼んで、みみみが女の子だと読者に理解させよう(?)というフォローを行なってきためんめんちゃん。今回は大胆にも“ちゃん付け”。年上に向かって“ちゃん付け”などとは、かつての「このコ」といい、勇気ある行動と言えるでしょう。
その昔、作品の内容補足および読者投稿ハガキを紹介するコーナーで、「みみみちゃん」と呼称する投稿作品を掲載して以来の公式からの“みみみちゃん”表記でした。そもそも第一回目連載の同コーナーで一人称が「アタシ」だということに注意を促し「主人公は超強い女の子なの?」とわざわざとりあげていたのだから、いい加減みみみは女の子ということでいいんじゃないかという気もする。
むしろ、みみみが男だという証拠はあるのかという疑問もあります。たしかに、漫画キャラクターは脱がしてみないと分からない、絵で判断する限り、読者が性別を女だと認識できる記号がみとめられない場合は他の要素から判断するしかないのだけれど・・・
作者の別作品の作風から推測して、いかにも女の子だと印象付けしておいて!というどんでん返しがないとも限らないというのが読者的には不安の種なんですよね(汗
改めて根拠を論うのもくどいので、もうやらないけれど、私はみみみちゃんは女の子という前提で読んでます。今更ながら、当サイトを読んでる方はそのつもりで私の感想やら何やらを読んでないとドキドキしちゃうぞ☆
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おまたせしました。軌道修正という名の作品いじりのお時間です。
先に書いたようにむむ君がすっぽんぽんになったことで、脱線事故が起こってしまうわけですが、まずは周辺の流れを確認してみましょうね!
A みみみがわざ武王に刺されそうになる
B むむとめんめんが駆けつけ、みみみの代わりに刺される
C みみみはなぜ自分をかばったのかと二人に問う
D むむ「考えるよりカラダが先にうごい」たと説明
E 沈黙するみみみ
F めんめんに呼びかけられ、驚いて振り返るみみみ
ここまでのシーンをとりあげます。Dでむむ君はすっぽんぽんでした。
何ゆえむむ君は服を着ていなかった(少なくとも上半身は)のか?
着ていないということは間に脱ぐか、脱げるか、脱がされるかという過程があったと思うのだけれど、そこは描写されていない。むむ君の脱衣をめぐって誰にそれが可能であったか考えてみましょう。
まず、刺す立場にあったまーとわざ武王については除外しても良いでしょう。
まーはわざ武王を持つので手いっぱいで、今回は「しかし」しか台詞を喋る余裕もありませんでした。また、触手を伸ばさなければならないほどの距離が〔まー・わざ武王〕とみみみの間にあり、おそらく勢いよく伸びたであろう触手がみみみに到達するまでに二人が割り込めるほどの時間的余裕があったことから、両者はそれなりに離れた位置にいたものと思われる。二人はみみみのほぼ手前で刺される。
つまり、まーは手がふさがっていたことと距離の関係で脱がせることが出来ないのだ。(そもそも、脱がせる動機が分からない。)
わざ武王については、触手を抜く瞬間、むむの着物のあわせがズレて肌蹴るという可能性もなくはないけれど、刺されて直後のシーンでむむの服は脱げていない。むむは前方にくずおれて、両腕でカラダを支えながらなんとか身を起した状態を保っている様子で、このとき着衣に乱れはなかった。
このように傷は相当の深手であったはずだから、同様の怪我を負っためんめんにもむむを脱がす余力はないだろう(やっぱり動機が分からない)。となると、むむが自ら脱いだか、みみみが脱がせたかのいずれかということになる。
もう少し詳しくC→Dの流れを見てみよう。みみみは二人が自分を庇って刺されてしまったという事態に動転した様子で二人に問いかけながらむむに駆け寄る。むむは「うるさい」と突っぱねる(ここまで一コマ。先にわざ武王について読み解いた部分で取り上げたむむの描写はこのコマについて書いた)。少しひるんで退くみみみの首からうえの様子(これで一コマ)。そして、Dのすっぽんぽんで倒れるむむの顔のアップが描かれる。
むむはみみみが駆け寄るまでは服を着ていたが、みみみを突っぱねて次の瞬間服が脱げている、ということである。ここまでで考えられる状況は、
・ 突っぱねながらむむが脱いだのでみみみが驚いた
・ 何らかの動機があってみみみが脱がした → 何に怯んだかは後に検討
ということである。しかし、ここに疑問がおこる。なぜ、そこでむむが自ら脱ぐ必要があるのか。新手の脅しなのか。今まさに死にそうな状況で気でも狂ってしまったのだろうか。
もうすこし先を読めば、自然な解釈ができるように思ったので、続くE・Fのシーンを確認してみよう。すると、Fのシーンでみみみが気になる反応をしている。Fでみみみが驚くのはめんめんから突然「みみみちゃん」と“ちゃん付け”で呼ばれた新鮮さもあったろうが、この驚きは直前のEで沈黙したことと関連付けたい。みみみは沈黙しているあいだ何か思う事があり考え事をしていた。そのため、心そこにあらずの状態だったと思われる。めんめんに急に呼びかけられて驚き我に返った。Fはそういう反応だったと考えられる。
では、Eでみみみは何を考えていたのか、何をきっかけに考え込んでしまったのだろうか。
それは(今、問題にしている)直前のDのシーン、なぜ身を呈してまでなぜ自分を庇ったのかと問うみみみに答えた、むむの台詞であろう。
VSわざ武王編が終わってからやたらにみみみが庇われるシーンがあるが、はじめにみみみを庇ったシッポウはそのために殺されてしまった。みみみは無気力状態に陥ってしまう。そこへ立ち直らせに訪れたむむは、みみみを庇って自分とめんめんが瀕死の状況になることがみみみにとってどれほど重大な問題であるかも分かっていたはずである。
それでも庇わずにはいられなかったと告白する、というシリアスな話題が絡んだ状況でなぜ脱ぐ必要があろう。わけの分からない支離滅裂な行動をとるキャラでもなければ、笑いを取って場を収めようという愉快なキャラでもないのだから、この状況で妙な行動をとる必要もないはずだ。
・・・ひとまず、むむが自ら脱いだ可能性を保留にして、みみみが脱がせた場合を考えてみよう。
なぜ脱がす必要があるのか?傷を確認する意図があるように思われる。なぜむむなのか?脱がせやすいから。みみみが傷口を見るためにむむを脱がせたとするならば、この状況から何かが思い出される。―― そう、ナウシカ!!
そういうわけで、むむ君は朦朧とした意識の中、震える腕を持ち上げて一点を指差しながら「おねがい積荷を燃やして」とうわごとを言うのでありました。(完)
色々変だけど勢いでうpしてます;気にしないでね。
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無理やり色々やったまとめですが、誰が脱がせたのかは みみみ というふうに結論づけたいと思います;むむが脱がされていることを考慮しなければ、C→Dのシーンでみみみが怯むのは、むむの有無を言わせぬ態度であり、その背景には過去にみみみが状況に対応できなかったという事実に関係なく、自らの意思で行動せずにはいられなかったというむむの強い思いがあったように思う。しかし、Dでむむが脱がされていることを考慮に入れて、みみみが駆け寄るコマと怯むコマの間にむむを脱がすシーンがあったと仮定するなら、むむの突っぱねる言葉に関係なく、みみみは傷口の深さに驚いたものと思われる。
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さて、そもそもむむ君が脱いでいる必要はないので、ここは何か脱げてるけど作者の書き込みミスだという具合に処理してしまっていいところ(その証拠に服を着せつけるシーンなどはない)。なまっとさん、相変わらずの超無駄骨。
まさかまさかの、古い少女漫画のように、感情の高ぶりとともに登場人物たちの衣服が変化するという演出を唐突に行なったとも考えにくいように思う。・・・たしかに、むむ君はすごいことを言ってるのであるかもしれないけれど、それにしてはみみみのテンションが低すぎる。(大抵、その感情に関わっている人物全員が同じ次元の衣装に変化している)
とりあえずこのあたりについては、先ほどはっきり検討しなかったEのシーン、みみみの沈黙について一言三言語らせて下さい。これで手を引くので、どうか皆さん我慢してちょうだいな。
・・・はい。
みみみが黙りこんでしまうのは、どうして自分を助けたのかというみみみの半ば咎めるような言葉に対して、むむが「カラダが先に動いちまって」「しょうがねぇ」と言う、その心情を察したからではないかと思われます。
先に書いたけれど、むむ君が問いかけるみみみを「うるさい」と突っぱねるのは、みみみを庇おうという自分の意思(めんめんの意思も含むか)を尊重したかったから、と思われ、そこにみみみの意思など差し挟む隙はない。
むむもめんめんもみみみを庇いたい気持ちは同じだ、というのは、このシーンで二人とも刺されていることから読み取れるけれど、「しょうがねぇ」という台詞をむむ君に言わせるところがミソですね。
むむ君はこんなような状況に直面してみみみが立ち直れなくなったことを知っているのだから、これで自分達が死ぬような事があったら、みみみは再び深く落胆するかもしれないという可能性を考える事が出来る。しかし、そんな事後のみみみのメンタルなんて生きるか死ぬかの状況ではどうだっていいわけで、ひとまず生きといてほしいという思いがそこにあったんじゃないかなという、大変強い思いやりを感じられるわけです。
そもそも、この一連の戦いにむむ君はどうして関わっているのか、めんめんのように動機がはっきりとは描かれていません。とりあえず、自分はクエストして自力で城までたどり着いたということは言っているけれど、何ゆえそこまでしてみみみたちと合流したのやら。この辺をはっきりさせてない、ということが何かを言うためのポイントになるかもしれません。
そんなこんなで「あきらめないで死ぬ」のが「100倍カッコイイ」としても、周囲は死んでほしくはないので、みみみちゃんはなかなか死ねないね!人と人の繋がりがあるかぎり、それとなく生きのびてしまうんだね。面倒くさいなぁ・・・。もはや、ぽっきり折れるわけにもいかないみみみちゃんは、大きな悲しみを背負いながら、強大な敵に立ち向かうのでしたとさ。
※ 話題に取り入れることが出来ませんでした。
* * * *
すさまじくネタバレしてしまったので、とりあえず宣伝をしておこうと思う。
『わざぼー』はコミック1~5巻まで発売中。最新話はコロイチ!本誌で読めるよ!
なお、なまっとの感想の60%程度は冗談で出来てるので、
純度100%の原作を読んだほうがずっと正確な情報を取り入れられると思います。
みなさんの頭も冗談で出来ていたらどうしようもないね。伝言ゲームの大失敗だ!!
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