※　毎度のことですが、遅れてごめんなさい・・・・；
※　今回はギンちゃん語りに気合をいれています。
※　レポート色が濃いですが、げんなりしないでもらえるとうれしいです。

●　しつもん

しーるマン第二弾は一般流通してるのでしょうか？
妖怪ウォッチメダルよりも希少なんじゃないか。未だ店頭で見かけないのですが、
見つけた方、どういう売り場にあるのか教えてくださいm（_　_）m　＜切実

・・・・　第一弾ならセリアにあるんだけどな。

 　＊　＊　＊

今回は初っ端からたぎった！　ももタローＶＳギンタローの決着試合観戦のため、バトルクリフで競ったライバルのみなさんがモニターに映し出される。個人専用カメラ　＝　モニターの台数。豪華な装置が使われてるバトルクリフ、マジ電気使用料いくらだぜ！

懐かしい顔ぶれに心がほっこりしつつ、いない人のことを思う。追い出されたまタローはもちろん、サルカニアン、キンノノギンノーノ、おむすび殺里、ミスターシタキリ・・・・　トーナメントで初顔合わせした人たちが不在です。なぜだ。

2人が戦わなかった対戦相手は欠席？　ももタローの対戦相手以外は省略してる？　よくよく見るとライバル打で発射されたキャラクターとおなじ人選です。まさか、バトルクリフの裏で渦巻く計略と関係があったりするのか！？　・・・・　や、これが伏線かどうかとか、正直今はどうでも良いので、ギンちゃん！　ギンちゃん！　我らがヒーロー ギンちゃんにズーム・イン！！

 
もちつけ！

ギンちゃんがね、カッコいいんです。
すっごい技を使うの。髪の毛がスパークするし、目を見開いた好戦的な表情はまーさまを思わせる迫力なんです。最強最高の必殺技を決戦に持ってくるっていう、戦いにかける情熱とサービス精神が粋だわ！　ステキ！　――　で、この技を見て思ったことを書きつけようと算段していたわけさ。

以前、ギンちゃんの元ネタは金太郎だろうから、設定をどんなふうにキャラクターに入れ込んでるのかな？　という記事を書いた。そもそも金太郎のことを良く知らなかったから金太郎のことも調べた。手前に置いといた考察記事とレポート記事のことですが。・・・・　良く読んだらどっちも中途半端でした。せっかくだから、今回すっきりまとめてしまおうというつもりです。

　＊

　突発企画　比べてみよう！　ギンちゃんと金太郎！！　　　

●　金太郎のおはなし　

　金太郎は山で母親と暮らす力持ちの少年で動物たちと相撲などして遊び暮らしている。ある日、大雨が降って川が荒れ、渡る事が出来なくなってしまった。金太郎は自慢の怪力を発揮して木を倒して橋をかける。その様子を都の偉い人が見ていて、家来として召し上げられる。金太郎は坂田金時と名乗ることになり、主人・源頼光や他の家臣たちと共に酒呑童子と呼ばれる鬼を退治しに行った。見事な活躍をした金時は褒美を賜り、母親を呼び寄せて都で幸せに暮らした。

立ち読みした子ども向けの絵本を参考に書き起こしました。こういう話になるまでに、色んな人が想像力で肉付けしていった。大元は源頼光とその家臣の話。文献上の初出は平安時代の説話集『今昔物語集』。以後、『古今著聞集』、屋代本『平家物語』、御伽草子「酒呑童子」などに、妖怪退治の説話として登場する。芸能、文芸、絵画などで大衆に流布される際、色々なイメージが付与されていった。民間信仰にアイデアを得たりもした。


●　名前　　

　・　丸　宮　　　→　快童“丸”？
　・　ギンタロー　→　金太郎

金太郎は坂田金時の幼年時代。でも、物語が作られた当初の名前は金太郎ではなく、“快童丸”　と言った。この“丸”が“丸宮”　っていう名前の由来の一つなんじゃないか？　じゃ、“宮”ってなんだろうね。


●　電撃攻撃

　金太郎の物語には民間の雷信仰の影響がみられる
　近年は割愛されがちだが、雷に威力を発揮するエピソードがある

金時って、山のあたりで頼光と仲間になるんだよな？　じゃ、きっと山姥の子だよ　→　夢中で赤竜と通じ孕んだんだ。夢から覚めたとき雷鳴が激しく轟きわたっていたはず！　→　それじゃ、神の子どもじゃね？　山にいるし、怪力だし。雷よりも強いんじゃない？　・・・・　みたいな感じで、民間の山姥伝承や信仰なんかと結びあわさって行ったらしい。金太郎が雷を操れるかはわからないけれど、縁は深い。


●　今回の最強最高の必殺技　　

　金太郎って竜の子じゃん！

母・山姥、父・赤竜。赤竜の赤っていうのが民俗学研究によると“ひ”の色を示すと言われていて、“日”なのか“火”なのか、わからないけれど、とにかく光ってて熱いもの。竜って蛇とおなじでにょろっとしてる、それが光ってて熱い、なら雷じゃね？　という説がある。そんな竜　＝　雷　との縁を内に秘める金太郎。


・・・・　なんだよ！　てっぺんハゲの健康優良児で裸エプロンみたいなちょっと恥ずかしい格好のやつだと思ってたら、金太郎って超カッコいいじゃないかっ！

 
金太郎とギンタローの比較

[　備考　]
この記事は、鳥居フミ子『金太郎の誕生』（勉誠出版）2002.1　の内容を参考にしました。
同著者は2012年新たに『金太郎の謎』（みやび出版）を出版。もっと研究が進んでると思う。

他、民俗学的なことは　この記事　の参考文献にあることを、頭の片隅に置いて書いています。どれとは言えません；　書かれてないことがあるかもしれません；　後日、確認しておきます。

＊

ギンちゃんのことをもっと知りたい！　深入りしたい！　という探究心から・・・・

こう、ごちゃごちゃ書いたけれど、ギンタローは金太郎じゃない！
ので、設定に金太郎のかっこいいエッセンスを感じらるけれど、正直どうでもいい。ギンちゃんはギンちゃんだ！！　ギンちゃんのかっこいいところはギンちゃんのもの！　最強最高の技のど迫力の画面に、ももタローが霞む。いいのか、主人公？！　


次回こそは、かーっちょいい活躍を期待！！
・・・・　今回はこの辺でノシ