感想記事はなるべく今月中に書くぞーっ！！
（とても信用できない発言↑）

・・・・　はい。
この記事は「わざぼー」「わざぐぅ！」　とは全く関係ないわたしの趣味の話題です。（一応次にその話題をやる前座として書いたのでちょっとは関係ありますが）　“好きなモノ”　を語るってのと、“好き勝手”　やるってのを混同したようで、このブログの趣旨を踏み出さん勢いですが、いいんだ！　ここを見てる人、片手で数えるほどだもの！

実を言うと「こえ部」　に登録していて、自分の声を晒すこと自体はあまり抵抗ありません。が、そういうのを専門にしてるＳＮＳサイト以外の場所で、なんでもない個人の声が聞こえるのってビビるんじゃないかと思いまして。一応ワンクッションです。

・・・・　すでに“自作の詩”　というのを聞いただけでイテぃっ！　ってなる人はいるだろうね。いいんだよ。もう。こうやって文章黙読してる人たち、一体、どういう喋り方してるつもりで私が書いてるかとか全然わかんないでしょーＹＯ！

文章書いた本人が本人の思ったままの読み方をしてるのを聞けるようになってると、面白いんじゃないかしら？　っていう思い付きです。お付き合いいただける方は続きからどうぞ！

＊　＊　＊

注　】　※　録音は携帯でやってます。　※　テキストを目で追いながら聞けた方がいいと思い、掲載しました。馬鹿みたいに長いです。もうちょっと表示方法を工夫できれば良かったのですが；　※　ファイルは勝手のいいプレーヤーが（忍者ツールじゃ）　埋め込めなかったので、みなさまのパソコンのプレーヤー頼みになります。　※　・・・・　色々、申し訳ない仕様です。ごめんなさい。

※　各ファイル２～３分程度あります。お時間のある時にどうぞ。

ファイル

　　・　きれい好き

　　・　ソーセージ２

　　・　ソーセージ１

　　・　オウム

　　・　レッツ


詩

●　きれい好き（Ｂ）

落っこちていた
箱の中身は　誰かが集めた　たからもの

これ　これは　こ　これは
コ-レ-ク-ショ-ン-ボッ-クス　　　　　　　※　指でなぞって解読する感じ
だって　蓋に書いてあるもの　　　　　

すごいな　きれいな　宝石みたい
ざらざら　色々　ガラスの破片に
考古学的な想像力が刺激され
まるで　専門家きどりで
頭の中で　ころころ転がしてみたよ

――　あれあれ
これって　こわれもの
単なる割れたガラスじゃない？

ショック　世紀の大発見
コレハゴミデス！　ゴミバコデス！

持ち主のチグハグさを
張り合わせることはできなくて
形をなさない　雑な手仕事
無意味で役立たずの世間の邪魔者

こんなゴミばっかりを
さも素晴らしいもののように
箱に納めているなんて
あたまがおかしいんじゃないの？

箱を人目につくところに置いたら
みんなで楽しい品評会
　「これはゴミ箱です」
　「おかしな　いらない　ゴミばかり」
　「ほんとに　ゴミしかはいってない」
　「ゴミを集めたやつはおかしい」
　「いらない　ゴミのようなやつだ」

落っこちていた
箱の中身は　誰かが集めた　たからもの

これは　これは　コレクションボックス
だって蓋に書いてあるもの

それでも　みんなは口々に
「ゴミ箱」　と言って笑うので
やはり　つまらない箱だったのだろう　と
専門家きどりで　断言してみる

結論は――
コレクションはただのゴミであり
有意のものとは言い難く　ゆえに
箱の持ち主はくだらない人物である
一方で
あらゆる手を尽くした　私自身の
豊かな想像力は評価すべきだ　されるべきだ

　　（張り合わせることはできなくて
　　（形をなさない　雑な手仕事
　　（無意味で　役立たずの　・・・　　　　　※　（　内　天の声

――　それはいったい誰のこと？

なにをおっしゃる！　わたしはゴミは集めません
ベストセラーの日用品を箱に詰めて重宝してます
生活の知恵　無駄のなさ　理にかなった快適さ
絶対満足の品ぞろえ

それらは
確実に使い切ってしまうので
箱の中身はいつでも　空っぽになる
というわけです

わたしは　とっても　きれい好きだから

割れたガラスの破片が　きらりと光っていても
絶対たからものなんかにしないんだからね！

【　メモ　】
語尾の“す”　はどうすれば上手に言えますか（　´Д｀）　
だれか！　上手な人だれか、読んで！！
友だちから「偽悪的」　と評された詩ですが、「偽」をつけたところに彼女の善良さを感じます。今の世の中、どういう人間を「悪」　って思うのかな？　ということを考えつつ「そんな感じの人のスケッチ」　のつもりで書きました。最後のひとことをどうとるかで、この人の性格の受け取り方が違ってくると思います。この人は「悪」　だと思いますか？　「偽悪」　だと思いますか？　「みんなそんなもん」　でしょうか？
余談ですが、この詩は同じような内容で＜Ａ＞　と＜Ｂ＞　別バージョンあります。
＜Ａ＞　はもうちょっとテンション低い感じで、文章っぽい。



●　いっしょにソーセージを食べたかった人の追憶

あなたの食べてたトーストは
真っ赤なケチャップ　かかっていたね
格子模様にマスタードを重ねて
フライドオニオンも散らしてたっけ
ソーセージ
も　のっけたけれど
トーストだったから　
かぶりつこうと斜めに持ったら
転げ落ちてしまった
（しまった）

ね

＊

あなたの食べてたトーストは
わたしのとは　少し違ってた
フライドオニオンじゃなかった
わたしはピクルス散らしたの
ソーセージ
は　泥に埋もれた
２本とも　汚れてしまった
もう食べれないってしくしく泣いた
泣きわめいたよ
（わめいた）

ね

＊

あなたとわたしはトーストを食べた
味気なくなって　さみしくて
フライドオニオンも　ピクルスも
２人の心を癒せなかった
ソーセージ
に　もっていかれた
酸味も　甘みも　辛いのも
泥とまじって地面に消えたか
したんだろう
（やられた）

な

＊

トーストなんか食べたくなかった
コッペパンが売り切れていた　
挟んでつかめたはずなのに

ソーセージを
ソーセージを
ソーセージを

もう食べられない
３秒よりも後の祭りで
文句を言いあったのは
ほんの５分だけ

すっかりそんなこと忘れていたけど
ふいに思い出した　朝食の
フランクフルトにかぶりつきながら　

食べたかったんだ
ソーセージを

食べたかった　
ね
ソーセージを

ホットドックが食べたかったね！
ホットドックでたべたかったね！

ソーセージを　さ

【　メモ　】
何かみみみちゃんっぽいものを書きたい。そうだっ！　ソーセージだっ！！　ソーセージで何か書こうっ！！！　っていう、ノリで書いたものです。・・・・　でも、同人作品じゃありません。

読む人おのおののイメージで「いっしょにソーセージを食べられなかった」　ことを思って、「そうできたらよかったな」　という気持ちを、今改めてどうしよっかなぁ～って考えつつ、未来に希望を持って読んでもらえたらいい・・・・　っていう、ホットドックが食べたい気持ちを描いた詩です。

２つもってきたけれど、片方地声寄り、片方作り声でした。お察しください。
あんまり根つめてやると“あなた”　が死んだ風になるのであまりお勧めできません。
（なお、色っぽい姉さんボイスで読んでもらえたらうれしい詩でもあります）

読む際は（）内は省略します。直前の言葉を発する際の心内語ぐらいのつもりで入れています。もし、メロディをつけられたらイイ感じに処理できたんだろうな、と思いつつ、自分の音楽センスのなさを恨む。ぐぎぎぎぎぎ・・・・。



●　オウム

オウムが「おはよう」としゃべっても
返事をしてはいけません　まして
しゃべったなどと思わないこと

オウムはただ鳴いただけ
それで十分
それでいいんだ　

あちこちオウムが鳴いてても
気に留めないで　涼しい顔して
風が吹いたと変わらない
梢が葉っぱを散らしても
涼しい顔して　気に留めないで
オウムは鳴いてるだけなのだから

オウムの言葉は　言葉じゃない
オウムは絶対　しゃべらない
「おはよう」　なんて言ってない

だから
返事はしなくていい

「おはよう」　「おはよう」　
「おはよう」　「おはよう」

朝が来るのも　夜が来るのも
どちらだっておなじこと
ひっくり返った向こうでは
太陽（ひ）は昇ったのでなく　沈んだという　　　　
「おはよう」　なんていったのは誰？
それは　きっとオウムのせい
日は昇りもせず　沈みもしない
朝は来ないし　夜も来ない
どれもこれも無いものだらけ
「おはよう」　なんて意味はなく
意味がないのは　オウムの言葉
オウムの言葉は　言葉じゃない

オウムは絶対しゃべらない

オウムは鳴いてるだけなんだ
ギャーギャーゴニョゴニョ　うるさい音で
鳴いているの　意味もなく

オウムが鳴いてる
あちらこちらで
ギャーギャー　ゴニョゴニョ　「おはよう」だっておなじ声
オウムの声は　意味もなく　うるさい音で
鳴いている
あちらこちらで　鳴いていて
鳴いていて　鳴いていて　・・・

オウムは　ただ　鳴いただけ
風が吹いたとかわらない
梢が葉っぱを散らしても
オウムは　ただ　鳴いただけ
　　　
オウムが鳴くのに意味なんてないんだ
　　
オウムがいくら鳴いていようと
返事をしてはいけません

【　メモ　】
へりくつです。



●　レッツ

今日はオムライスなんだった

きっと全部は食べきれない
ケチャップライスを減らしてみると
それはただのオムレツです

オムレツ食べた　おひるごはん
おひるに食べたら　オムライス

明日の昼にはなくなるかしら
一口ずつで半分食べて
ぺろりと舌を出したらば

ケチャップライスが飛んできた
フライング・ライス　そしてケチャップ

したたるトマトとまとまとまらない
卵を被せてごまかしちゃえ

今日のおひるはなんだった

オムライスなんだったった

今のことも　これからも
わからない
ランチにライスでオムレツなのか

半分一口　明日の昼には
なくしておこう
ケチャップ　したたる　ペロリと舌だし

卵とトマト空を飛んで

ごちそさまでした
午後もがんばろう

【　メモ　】
収拾がつかなくなっちゃって「しまった～っ！！」　みたいなときに気合をいれなおそうとしてる人を描いた詩です。意味を汲もうとするとちんぷんかんぷんになるので辻褄あわせながらノリで読んじゃってください。わけわかんないけど「ごちそうさま」と言い切ってランチはおしまい！　気分を切り替えて「がんばろう」　と次につなげよう！

おそまつさまでした。