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深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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一つ前の記事 は柱のラクガキについて話題を膨らませて書いたものだったんだけれど、あまりに長くなってしまったので独立させました。『でんじゃらすじーさん』に限らず、曽山先生の作風には現実を揶揄するような要素が含まれる場合がしばしばあると思うのですが、“嘲笑う”というよりは単に“笑い飛ばす”というものが多いように思います。・・・なんというか、“悪”を設定するというよりも“笑いの種”として人間一般の感情で笑えるものに形を整えて「とりあえず笑ってみよう」という気持ちにさせてくれるところが、すごく好きです。

“悪”と“笑いの種”はものすごく性質の近いものだと思うけれど。

【笑う】話をするとまた恐ろしく話が横道にそれてしまうので細かくは書きません。が、前回、偉い人たち(人に対して<制限を課す=支配する>権限をもつ人たち)を“笑う”ことが何ゆえ抑圧の解放につながるのか、という説明が曖昧だったので補足しておきます。(別にいらねーよ、かもしれないけれど、どうしても私が話したいので書かせてください。そして付き合ってやってください ;へ;)

“笑う”ことで、<支配/被支配>という関係が逆転する。
――大富豪でいうところの革命がおきるわけです。

支配者は被支配者に対して“支配”という行為をおこなっている。しかし、被支配者が支配者を“笑う”ことによって行為のベクトルが逆転する。<笑われる者(支配者)/笑う者(被支配者)>という具合に、“笑い”においてのみ行為を受けるという抑圧から解放されるわけ。

パラレルな次元での効力しかないけれど、それで満足しなければならないときもあるでしょう。
(集団を統治するには支配は絶対に必要ですし)

これは、作品を読む読者の態度にも通じるかもしれない。読者は作者に作品を“読ませられる”。その作品を“作る”ことはできない。作品について行為を受ける抑圧が、行為を出来ないという無力さが存在する。それをパラレルに解消するための<パロディ>・・・のような気がする。

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* * *

「ハゲ丸くん」の図書室のシーンで書架に「トムソーヤー」があったんですよー。
それだけでも大喜びです。わーい・・・

と、ささやかな喜びはおいといて、
今月号は付録が素敵でした。

マリオになれる!

これ考えた人すごくえらいと思う。そうだよ、紙工作でいいんだよ。

私が小さい頃、変身コンパクトとか厚紙を丸く切って色紙貼って作ったし。
ステッキなんて割り箸と厚紙と色紙だぜ?ワイルドだろぉ?

自分で考えた魔法少女アイテムだから売ってないもの。

実現可能な範囲の方法を提案してもらえるのは嬉しい。すごくすごくうれしい。






今月もまた衣装にフリル・・・
女の子がお生まれになったのでしょうか。おめでとうございます(←憶測でものを言わない)
カサジゾさんは笠地蔵がモデルです。よだれかけにロンパースのような格好なのも納得ですが、それでたくましい手足の男の巨人ってのは相当イヤです。せめて、よだれかけがなければ、、、でも、それはそれでありがちな巨人ですし・・・

カサジゾさんを全面否定する。

・・・否定ばっかりするのはいじわるなので褒めます。
「そんなこうげき・・・、オラにはきかんダス!!」
と言ってるコマが、霞のなか輝いているように見えて異様に神々しいです。
そこで地蔵菩薩としての仏教色をアピールするんですね。まあ!ありがたい!!

オチは・・・オチは・・・
その部分でよかった!場所によっては相当ヤだった!でもなんか、やっぱり・・・うん。多くは語らない。何を言おうとしているか察してもらえるかもしれないけれど、察してくれなくていい。うん。おねえさん、何も考えなかった。ごめんなさい。ほんと、何も感じ取ってくれなくていいです。むしろ、やめて。

それは置いといてー
よほどタンスのカドっこの攻撃力と実用性を説きたかったのでしょうね。キメ技に使うなんて!
しかし、意図的に当てにいったそれがタンスのカドっこの真の力といえるのだろうか?日常に溶け込むさり気なさで、虎視眈々とそのときを狙っている。そして、様々な条件が重なったとき、はじめて、その力を解き放つ!偶然と奇跡のスナイパー!腕は悪いが威力は絶大!それがタンスのカドっこではなかったかっ!!! (・・・どこまで言葉で装飾出来るか試してみたかったの)

偶然を呼び起こす。奇跡を起しにいく。ってのが、わざぐぅの上手な使い方なのかもね。
ももタロー君は道具を使うのがとっても上手い。



「このおばちゃん、何いってるのー?」



点目のわざぐぅというのがなかなか可愛かったんです。
まタローちゃんといい、もう、なんか点目ならなんでも良くなりつつあるかもしれません。


さてさて最後に・・・
ゆうかいハウス!!

秀逸だった!
“お菓子の家”みたいな感じで登場しそうなキャラだと思った。家が敵ってのは3ブタでやっちゃったからインパクトがないか。むしろ、この崖こそお菓子の家的なところがあるように思う。・・・それにしても、素敵アイデアだ。

かいハウスって狙ってやってたのかな?なんとなく、「ゆ」と「か」の間にすごく小さく「う」が書いてある、と言わんとしているような気もする。家に閉じ込めてレーザーで気絶させて、その先どうなるの?子ども好きな家・・・

ううう・・・
考えれば考えるほど怖くなってきたぞ 〔(c)ぼのぼの 〕

ファン投稿コーナーも楽しいよ!
DVDを削って価格安くならないだろうか・・・ああ、そこで誌面の節約と広告掲載スペースを稼いでるのか!!とも思う。マネジメントって難しいね。

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息子マリオ化
息子。マリオ化してベッドの上飛び跳ねた挙句落下して本棚に突っ込んだので、マリオ化禁止。マリオ変身キットは敢え無くおもちゃ箱(と言う名のごみ箱)行きになりました。

そういえば息子ドリフが大好きなのですが昔は単純なじゃんけん決闘を好んでいたのです、ところが最近は嗜好が変わって長さんが教師、上忍、かぁちゃん、現場監督、探検隊長等になって威張り散らし、志村や加トちゃんがそれをおちょくるパターンも好むようになりました。成長したのかな。
Posted by カラバ侯爵 2012.06.02 Sat 10:58 編集
ごっこ遊び
マリオというとアクティブに活動されてる方ですからね。
息子さん、お怪我など大丈夫でしたでしょうか?

ごっこ遊びでも、ゲームや漫画のキャラクターだと人間離れしたことをやってのけてますから、身体能力的な遊びとなると加減がむずかしいですよね。

今月号の付録はおもしろい!と子どもと直接関わりあって育てる立場にない人間はのん気に和んでいたのですが、空想上の超人のやることが現実的に不可能だったり、危険だったりということを知るきっかけにもなりますね。

 > ドリフ
縦の繋がりや集団の秩序を破壊する喜びというのは、人間生まれてから一生付きまといますからね(笑)どうやら人間には上下関係があるらしい、という社会性が身についてきたということかもしれませんね。
2012.06.03 Sun 21:51
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