深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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『わざぼー』『わざぐぅ!』と『K-1ダイナマイト』を絡めて話そうということを画策してて色々考えたけれど、別々の作品を比較する場合の鉄則! いずれの作品とも同程度読み込んでいるというのは大前提ですよねー(ですねー)。
だから、まずはフッツーに紹介しましょう。そのほうが絶対誠実。
この度より『K-1ダイナマイト』の感想記事を書く!
すでに完結してる作品だから、まとまった話もしやすい!
毎度のとおりネタバレはする!
ご興味のある方は、どうぞよろしく読みにいらしってm(_ _)m
だから、まずはフッツーに紹介しましょう。そのほうが絶対誠実。
この度より『K-1ダイナマイト』の感想記事を書く!
すでに完結してる作品だから、まとまった話もしやすい!
毎度のとおりネタバレはする!
ご興味のある方は、どうぞよろしく読みにいらしってm(_ _)m
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はじめにご挨拶ですが、
私は格闘技が好きでこの漫画を読みはじめたわけではありません。
まず、タイトルにある
《K-1》ってなんだろう……
というところから。
格闘技が好きとか業界に興味ある人じゃなきゃよく知らない。検索かけることもない。wikipediaやニコニコ大百科を見ると概要と現在に至るまでの経緯が記されてる。今のご時世、ネットで調べれば情報はすぐにたくさん手に入りますが……
マンガに頼ろう!
(なんと4話まで詳しい説明がない!)ということで、柔道やレスリングとかにある床に倒れこんで決める寝技はなく、立ち技、それも色んな競技の技が用いられる格闘技の大会だ、ということがわかります。
主人公の舞人くんは大好きな空手を、ライバルのC4はキックボクシングを専門にしているけれど、異種競技でもリングでぶつかり合うことがK-1の舞台なら可能というのがスゴイっぽい!
なんて全然格闘技知らなくて恐縮ですが、ジャンルの壁を超えてごちゃまぜというのはわけもわからずワクワクしてくる話。マンガに頼ると言いつつ、マンガ独自設定とかじゃなくてK-1の企画自体がそういうことらしいというのは、各自でwikipediaなどを確認よろしくお願いします。
ーーじゃあ、
リアルな格闘技の世界を描いている
スポーツマンガなのか?
そこはちょっと違う。ビーストスキル(獣技)なる架空の格闘技を用いる《BEAST》という悪の組織的なものが登場します。その頭首・タクマが物語の終盤で手に入れた最強の殺人奥義《B×B×B(ビーキュービック)》は相手を足で投げあげて宙に浮かした状態で三つの技を順にかけていく、言ってみれば(筆者これも全く詳しくないですが)格ゲーの空中コンボです。
虚実いりまじった漫画の世界だからこそ、非現実的な格闘技もまた間口の広いK-1の舞台に交わってきます。するとリアリティが失われそうなんだけど、そこを埋めていくのが格闘技が使用者の肉体によって相手の肉体に攻撃をくわえる身体性が伴うものだ、というところ。
肉体の損傷は場所が悪ければ死ぬ。
選手生命に関わる傷を負うことだってある。
いずれも、それは《致命傷》と言えます。
格ゲー的能力を要するビーストスキルはファンタジーですが、相手を殺す、あるいは、深い傷を負わせることに特化した絶対に致命傷を与える技術。文字通りの必殺技なので、どう考えても競技には適しません! あぶない。
格闘技、技の型、必殺技、マンガやゲームに出てくるこれらは相手に勝てる、カッコいい、威力がある。強いものとして描かれる。使えるようになったら最強っぽいけど、それは何のためにあるか?
ーー格闘技には、実戦技術としての歴史や育まれた文化的背景が存在する。興行として経済を回してる、スポーツとして楽しまれている、趣味として親しまれている。しかし、その由来からは破壊の側面が見えてくる。
技の持つ目的は、即ち、肉体的に発する攻撃で相手の肉体を破壊すること。危険性があるということ。暴力だと言う人もいる。興行・スポーツ・趣味の領域において、現実的な格闘技でも非現実的な格闘技でも、肉体的な破壊の危険性や暴力性をも魅力として親しんでいる というところに、この漫画は目を向けています。
『K-1ダイナマイト』は、リアルな格闘技の世界
…というよりも、格闘技の世界のリアル。危険で暴力的な、それに親しむ気持ちを描いている
―― 気持ちにフィクションなんてないじゃないですか!
……ああ、もうっ!
私の無駄に長い紹介文読ませるよりも直接読んでほしい!! 中古高いッ!!
(そもそも、最後まで読まれるかというのが怪しい)
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ということで、しつこく斡旋してます ↓
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はじめにご挨拶ですが、
私は格闘技が好きでこの漫画を読みはじめたわけではありません。
まず、タイトルにある
《K-1》ってなんだろう……
というところから。
格闘技が好きとか業界に興味ある人じゃなきゃよく知らない。検索かけることもない。wikipediaやニコニコ大百科を見ると概要と現在に至るまでの経緯が記されてる。今のご時世、ネットで調べれば情報はすぐにたくさん手に入りますが……
マンガに頼ろう!
「空手」「キックボクシング」「拳法」「クンフー」……。
その他「K」のつく、すべての立ち技格闘技の世界大会ですよね。【勝火山っぽい人影の台詞】
〔1巻 「最強」の誇りにかけて(第4話)〕
(なんと4話まで詳しい説明がない!)ということで、柔道やレスリングとかにある床に倒れこんで決める寝技はなく、立ち技、それも色んな競技の技が用いられる格闘技の大会だ、ということがわかります。
主人公の舞人くんは大好きな空手を、ライバルのC4はキックボクシングを専門にしているけれど、異種競技でもリングでぶつかり合うことがK-1の舞台なら可能というのがスゴイっぽい!
なんて全然格闘技知らなくて恐縮ですが、ジャンルの壁を超えてごちゃまぜというのはわけもわからずワクワクしてくる話。マンガに頼ると言いつつ、マンガ独自設定とかじゃなくてK-1の企画自体がそういうことらしいというのは、各自でwikipediaなどを確認よろしくお願いします。
ーーじゃあ、
リアルな格闘技の世界を描いている
スポーツマンガなのか?
そこはちょっと違う。ビーストスキル(獣技)なる架空の格闘技を用いる《BEAST》という悪の組織的なものが登場します。その頭首・タクマが物語の終盤で手に入れた最強の殺人奥義《B×B×B(ビーキュービック)》は相手を足で投げあげて宙に浮かした状態で三つの技を順にかけていく、言ってみれば(筆者これも全く詳しくないですが)格ゲーの空中コンボです。
虚実いりまじった漫画の世界だからこそ、非現実的な格闘技もまた間口の広いK-1の舞台に交わってきます。するとリアリティが失われそうなんだけど、そこを埋めていくのが格闘技が使用者の肉体によって相手の肉体に攻撃をくわえる身体性が伴うものだ、というところ。
肉体の損傷は場所が悪ければ死ぬ。
選手生命に関わる傷を負うことだってある。
いずれも、それは《致命傷》と言えます。
格ゲー的能力を要するビーストスキルはファンタジーですが、相手を殺す、あるいは、深い傷を負わせることに特化した絶対に致命傷を与える技術。文字通りの必殺技なので、どう考えても競技には適しません! あぶない。
格闘技、技の型、必殺技、マンガやゲームに出てくるこれらは相手に勝てる、カッコいい、威力がある。強いものとして描かれる。使えるようになったら最強っぽいけど、それは何のためにあるか?
ーー格闘技には、実戦技術としての歴史や育まれた文化的背景が存在する。興行として経済を回してる、スポーツとして楽しまれている、趣味として親しまれている。しかし、その由来からは破壊の側面が見えてくる。
技の持つ目的は、即ち、肉体的に発する攻撃で相手の肉体を破壊すること。危険性があるということ。暴力だと言う人もいる。興行・スポーツ・趣味の領域において、現実的な格闘技でも非現実的な格闘技でも、肉体的な破壊の危険性や暴力性をも魅力として親しんでいる というところに、この漫画は目を向けています。
『K-1ダイナマイト』は、リアルな格闘技の世界
…というよりも、格闘技の世界のリアル。危険で暴力的な、それに親しむ気持ちを描いている
―― 気持ちにフィクションなんてないじゃないですか!
……ああ、もうっ!
私の無駄に長い紹介文読ませるよりも直接読んでほしい!! 中古高いッ!!
(そもそも、最後まで読まれるかというのが怪しい)
国際子ども図書館に行くか、復刊を求めて行きましょう Σb
ということで、しつこく斡旋してます ↓
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