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深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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だれも本物をみたことがないのは
なによりだ
しっているのは おまえだけだし
こしらえたのは わたしひとりだし


小野寺悦子『くしゃみザウルス』より



博物館から逃げ出してきた恐竜の骨と出会ったわたし。寒そうにしている骨をパンヤ(綿)で包んでぬいぐるみにしてしまう、というコミカルかつファンタジックな詩です。

つぎはぎの出来は悪くたって
骨は本物だ
いまに
でっかい卵をうんでくれ


と締め括られる。『横山潤子作品集 同声編1』の横山潤子のあとがきによれば、詩の作者・小野寺悦子はこの作品を“菩提樹的な作品”とおっしゃっていたそう。また、この詩に曲をつけた横山潤子は当初同声(児童や女声向けの譜面)ではなく、混声(女声・男声一緒に歌う譜面)で作るつもりだったらしい(※)。

(※)『横山潤子作品集 同声編2』あとがきより

男女にした場合のロマンチックな想像を膨らませてみれば、このシュチュエーション、脱走ものラブストーリーを思わせる。逃亡中の身の上の相手にぬいぐるみを着せて匿っているわたし。正体不明の相手に「しっているのは おまえだけ/こしらえたのは わたしひとり」と呼びかけるとも、独白してるともとれるこの台詞にキュンとくる?!
 
さて、管理人はこの詩が大好きだ。
一瞬、博物館級の“おまえ”を所有したようで、ちょっと偉くなったような気になれるし、
あたかも“わたしとおまえ”とで共謀する親密さを得たような気持ちになれるから。

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今年一年、
様子を見に来てくださった皆様、
たまたま訪れて足をとめてくださった皆様、
ありがとうございました!

ほぼ、『わざぐぅ!』の感想しかないようなブログで、
おそらく来年も似たような、あるいは、ちょっとぐらい進展があるか、
どうかこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m

…… ファンサイトというとファンアートがつきものですが
当方、パソコンの調子が悪かったり、私の頭が悪かったりなどして、
そういった類のものは準備できませんでした。

とりあえず、ギンタローのカラー資料を置き土産に。
よろしければ皆さんが絵を書くときの参考にしてください。


 =メモ=
・ 左:一巻裏表紙の配色 右:本誌で発表された当初の配色
・ 読者に向けて発表された配色は本誌のほうが先行しています
・ ズボンのデザインについて。ここの管理人はニッカボッカと解釈していたのですが、
  あらためて本誌での配色を見るとデニムの普通の形の長ズボンだったっぽい。
  (モノクロ線画で同じ横線処理で描かれてるブレッツ君なども念頭におきつつ)
  何ゆえ勘違いしたかは各々の想像にまかせます;

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今年ももう終わりですね(==)
クリスマス寒波なんていう、いかにもタイムリーかつ寒そうなものが到来したりで
すっかり寒いわけです。さむいね、さむいね。こんな感じに語彙も縮こまっちゃう!
せめて、たくさん口を動かせば顔だけはあったまるかな?

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イケメン化


や。カウントダウンしようとかいうつもりはなくって、
間にあいそうだったので、あげちゃえ! という勢いでした。

殺風景なぶんは脳内で文字などをおぎなってね。

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