みなさん、２月といえばチョコレートです！　バレンタインデーです！

最近では恋心を伝えるほかに、友好を確認しあうため、あるいは身近な人との親睦を深める絶好の機会とばかりに、甘くてとろけるカカオで出来た食い物が飛び交う。――　それは、形が残らないという気軽さの一方で、味覚に訴える印象深い贈り物でもある。

後腐れなく相手へ想いをぶつけるため、茶色い塊に何を込めよう？

……　もしも、学生の方でkitkatを持ち出した場合。
それは複雑なメッセージを帯びることになるでしょう。

２月のイベントはバレンタインだけじゃない！　学生にとっての２月とは入試や合格発表、卒業式に向けてのカウントダウン的心境が押し寄せてくる。学校生活の締めくくり。自分とクラスメイト、同学年の生徒たち。彼らとの関係を否応なく考えさせられる。

バレンタインデーが愛情、友情、親しみを伝えるためのイベントであり、チョコレートが形が残らないながらも印象深い贈り物だとして。もし、卒業後の将来が分からない、人生の岐路に立たされている、同じ立場の相手にそれを贈ることを考えてみよう。

kitkat
それは相手へのアピールだ。相手にとって自分がどんな存在でありたいかを伝える。個人的な愛情を示すためかもしれないし、成功を願うエールかもしれない。一方で宣戦布告を言わんとする線もある。ほら、ネスルジャパンが難しい駄洒落を提唱してるじゃないか――　きっと勝っと　←

愛情と、友情と、対抗意識をない交ぜにした想いが一つになったようなとりあわせ。

それが、kitkatとバレンタインデー。
学生のみなさん！　あなたがライバルと認めた相手にはkitkatを送ろう。

　＊

や、２月だったので。

日本におけるバレンタインのチョコレート贈与の習慣は製菓メーカーの販促が元だというから……　本音は「きっと買っと」。あ、失礼しました；；；　色んなお菓子が受験生の合格祈願のために駄洒落商品を出していたことがあったけれど、「きっと勝っと」は群を抜いてインパクト絶大じゃないでしょうか。ちょっと聞いただけでは意味が通りにくいけれど、ニュアンスは伝わってくるような不自然さが逆に印象深い。　（なお、このフレーズは九州弁という説がある）


……　２月も終わりです。いい加減に『わざぐぅ！』感想へ移りましょう。

＊　＊　＊

４月号ということで、読者の気持ちも新たまるこの時期恒例の“新規さんいらっしゃいプレゼン話”でした。
『わざぐぅ！』って何？　という説明が繰り返される。

また、「わざぐぅって何？」のほかに、引き続き読んでいる読者が気になる物語の新展開“ネオ・バトルクリフ（表記：新・戦いの崖）”のシステムについても説明されていました。今までは崖の頂上を目指す者同士で争い、負け星がついてもその後の戦績でいくらでも挽回できました。が、今回からはたくさんいる番人と戦って、全員倒したらチャンピオンになれるそう。しかも、今回はリベンジマッチなし！　一回負けたら挑戦は打ち切られてしまうというシビアなルールです。

今までがやり直しの利く、当人のモチベーションでなんとでもなる戦いだったのに対して、今度は一回負けたら「この場所から消え（※）」なければならない、という。これはある意味――
「魔の約束」に匹敵する消滅システムが発動したみたいだよ☆（本当かよ）　
※　今号からの引用


試行錯誤しているまタロー


さて、今回の対戦相手はショウ・ガッツン　正月が元ネタ……　ということで、ネオ・バトルクリフからは年中行事がベースになるのでしょうか。旧正月になじみのない読者にとっては時期はずれな感じがする。２月なのに正月。そして、今回は４月号。

もはやカオス！！

……　しかし、年中行事が攻めてくるって、時間に追われるようで恐ろしいですね（＾＾；
♪　早く来い来いお正月～　なんて待ち焦がれるまでもなく、やって来るのだから。
ショウ・ガッツンの技は「正月殺法」だなんて、うわぁ、新年が殺しにやって来る～～！！
なんていうと通過儀礼のようですね。死と再生のくり返し――


ももタローくんはまた一つ大人の階段を登ったようです


そんな感じで新章突入、新システム移行、対戦相手のネーミングルールが変わったことが確認できました。そうそう、書き忘れていたけれど、崖を唯一制覇したというチャンピオンの影が描かれていたりなんかして……

さあ、次回はどんな対戦相手なのかな？　どきわくむねむね……





・・・　・・・　いや、しかし、
あのページのわざぐぅって――
イヤイヤ、なんでもありません。全国のよいこのみんなにはわからないことさっ！！

それにしても、２６１ページの落書き可愛かったですね～ｖ　えへへ　（＾▽＾＊）


have a brake...

ではでは、今月はこの辺で　ノシ