深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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遅くなりました。今月の『わざぐぅ!』の感想です。
そのまえに、
7月27日 でんじゃらすじーさん傑作選『じーコロコミック 邪』発売中。
8月末 『わざぐぅ! 第2巻』発売予定。 ・・・だそうな。
傑作選のほうは買いました。書き下ろし5本と過去作品11本+「ぼくのおじいちゃん」「わざぼー 第1話」、そやまんがとコラムが3個ずつ。新作アニメDVDがおまけという盛りだくさんな感じでしたv・・・堪能(´▽`*
『わざぐぅ』のコミックについては来月号で詳しい事が発表されるはず。
さてさて、それではいって見ましょう!!
そのまえに、
7月27日 でんじゃらすじーさん傑作選『じーコロコミック 邪』発売中。
8月末 『わざぐぅ! 第2巻』発売予定。 ・・・だそうな。
傑作選のほうは買いました。書き下ろし5本と過去作品11本+「ぼくのおじいちゃん」「わざぼー 第1話」、そやまんがとコラムが3個ずつ。新作アニメDVDがおまけという盛りだくさんな感じでしたv・・・堪能(´▽`*
『わざぐぅ』のコミックについては来月号で詳しい事が発表されるはず。
さてさて、それではいって見ましょう!!
* * *
・・・まさかのギンちゃん!!
発売一週間前の私のギンちゃんハッスルっぷりは、ここをチェックして下さっている方ならご存知でしょう。なんだろう、予感!?予言!?当たった!?やったぁ!!今月はひさしぶりにライバル・丸宮ギンタローの登場でしたv
せこい・ずるい・性格が悪い
我らが主人公・ももタローの戦いにおけるポリシー「強くてかっちょいい」を“くだらない”と吐き捨てたギンちゃんは、勝負は「勝てばええ」という。とにかく“勝ち”にこだわる。内容よりも結果!!というカツカツな姿勢は本人が言うところの「現実のきびしさ」にさらされて得た処せ術だったのか。・・・や、でも、君はまだ子どもでしょ?
全国の大人読者はギンちゃんを苦労人ととるか、ひねたガキととるか。
せこい・ずるい・性格の悪いギンちゃんは今月一人で戦っていました(´・ω・`)あらあら、ちょっとかわいそう。
*
スキキライの多い子は
給食のとき可哀相だったな
(中略)
だから学校ってイヤだったんだ
にんじん食べてれば強い子になれると言うし
泣きながらにんじん食べれば
よくやったねいい子だねなんてほめられるんだ
だから学校ってイヤだったんだ
(「学校のにんじん」より)
さねよしいさ子の詩集『おしゃれな気分できれいに歩こう』(福武書店)から引用しました。「おしゃれ~」というタイトルにピンと来た方。私の感想を長く読んでくださっている方は『わざぼー』と託けて語りまくってきた経緯から印象深く憶えていらっしゃったらうれしいなー、なんて。『わざぼー』が「おしゃれ」なら、『わざぐぅ!』は「にんじん」のイメージです。「みじめでかっこ悪くて大嫌いでなさけないけどどうにもできないのならとにかくおしゃれな気分できれいに歩こう」というのが『わざぼー』。「学校ってイヤだ」が『わざぐぅ!』だと思う。
学校は生徒たちに社会で生きていくための教育を施す場所、ということもできる。社会でやっていくために「強い子」になれ、という。その「強さ」が認められれば社会的に「いい子」だから。ゆえに、学校は「強い子になれる」と言って<にんじんを食べろ>という。そして「食べれば」「いい子」だと言う。
♪ やったねいい子だにんじん食べてれば強い子になれる・・・
果たして、にんじんを食べられれば「強い子」なのか?というのが大問題で、食べさせられる当人の考える「強い子」像と合致するのか。にんじんを食べれば<にんじんに強い子>になれるのは間違いない。「スキキライの多い子」は、果たしてどんな「強い子」になりたいのだろう?
・・・
これは丁度、「かっちょいい」強さを目指すももタローに、「勝負で勝つ」ことこそ強いという考え方を押し付けるギンタローとのひと悶着に似る。ギンちゃんは見方を変えれば「いい子」だ。きっと泣きながらにんじんを食べる。スキキライをとやかく言うよりもにんじんを食べて褒められる強い子であろうとしてる。
思えば、『わざぼー』はまーさまという「天才」と、むむ君という「優等生」がみみみのライバルでした。『わざぐぅ!』のギンちゃんは「いい子」。「天才」「優等生」「いい子」どれをとっても学校から優遇されるタイプではないか。
世間は、価値の高いものや意のままになるものを愛する。
個性や個人の価値観以上に有用性を評価する。
「暗い夜道はピカピカのお前の鼻は役に立つ」
これでトナカイは泣くほどのコンプレックスを打開するべきだという。
“お前の鼻は個性的でわたしは好きだ”というのではなく「役に立つ」。
・・・ほんとうに「現実はきびしい」よ
果たして、ギンちゃんの「勝てばええ」の向こう側に“彼なりの”理由はあるのだろうか?
ギンちゃんとの戦いは次号に続く!!
*
さて、今月号の勝負は一風変わったバトル(笑)でした。
“なぞなぞ”バトル・・・ってなんて曖昧な勝敗基準の戦いなんだ!!
“なぞなぞ”ほど、暗黙のルールを理解して解く問題もないよな(^^;
「パパがイヤなもの」は「(パパイヤの形をした)うんこ」である確立のほうが高いだろうにも拘らず、“なぞなぞ”では「パパイヤ」と答えるのが正解でしょう。不思議。問題文を参考に、出題者の考えていることを当てるゲームといったほうがたぶん正しい。よーするに、出題者が正解といったら何だって正解になるようにも思う。
だから、“なぞなぞ”で分かることといったら“出題者と考え方が似てるか?”ということじゃないか。
(言語学者は“なぞなぞ”を理論的にもっと筋の通るやり方で説明するかもしれないけれど)
・・・それにしても、ももタン、ギンちゃん。
君たち面白すぎるよ。
・・・来月も彼らのバトルは続くんだ!!
9月号を買ったら10月号も!10月号を買う人は9月号も!
ではでは今回はこの辺で~ ノシ
・・・まさかのギンちゃん!!
発売一週間前の私のギンちゃんハッスルっぷりは、ここをチェックして下さっている方ならご存知でしょう。なんだろう、予感!?予言!?当たった!?やったぁ!!今月はひさしぶりにライバル・丸宮ギンタローの登場でしたv
せこい・ずるい・性格が悪い
我らが主人公・ももタローの戦いにおけるポリシー「強くてかっちょいい」を“くだらない”と吐き捨てたギンちゃんは、勝負は「勝てばええ」という。とにかく“勝ち”にこだわる。内容よりも結果!!というカツカツな姿勢は本人が言うところの「現実のきびしさ」にさらされて得た処せ術だったのか。・・・や、でも、君はまだ子どもでしょ?
全国の大人読者はギンちゃんを苦労人ととるか、ひねたガキととるか。
せこい・ずるい・性格の悪いギンちゃんは今月一人で戦っていました(´・ω・`)あらあら、ちょっとかわいそう。
*
給食のとき可哀相だったな
(中略)
だから学校ってイヤだったんだ
にんじん食べてれば強い子になれると言うし
泣きながらにんじん食べれば
よくやったねいい子だねなんてほめられるんだ
だから学校ってイヤだったんだ
(「学校のにんじん」より)
さねよしいさ子の詩集『おしゃれな気分できれいに歩こう』(福武書店)から引用しました。「おしゃれ~」というタイトルにピンと来た方。私の感想を長く読んでくださっている方は『わざぼー』と託けて語りまくってきた経緯から印象深く憶えていらっしゃったらうれしいなー、なんて。『わざぼー』が「おしゃれ」なら、『わざぐぅ!』は「にんじん」のイメージです。「みじめでかっこ悪くて大嫌いでなさけないけどどうにもできないのならとにかくおしゃれな気分できれいに歩こう」というのが『わざぼー』。「学校ってイヤだ」が『わざぐぅ!』だと思う。
学校は生徒たちに社会で生きていくための教育を施す場所、ということもできる。社会でやっていくために「強い子」になれ、という。その「強さ」が認められれば社会的に「いい子」だから。ゆえに、学校は「強い子になれる」と言って<にんじんを食べろ>という。そして「食べれば」「いい子」だと言う。
♪ やったねいい子だにんじん食べてれば強い子になれる・・・
果たして、にんじんを食べられれば「強い子」なのか?というのが大問題で、食べさせられる当人の考える「強い子」像と合致するのか。にんじんを食べれば<にんじんに強い子>になれるのは間違いない。「スキキライの多い子」は、果たしてどんな「強い子」になりたいのだろう?
・・・
これは丁度、「かっちょいい」強さを目指すももタローに、「勝負で勝つ」ことこそ強いという考え方を押し付けるギンタローとのひと悶着に似る。ギンちゃんは見方を変えれば「いい子」だ。きっと泣きながらにんじんを食べる。スキキライをとやかく言うよりもにんじんを食べて褒められる強い子であろうとしてる。
思えば、『わざぼー』はまーさまという「天才」と、むむ君という「優等生」がみみみのライバルでした。『わざぐぅ!』のギンちゃんは「いい子」。「天才」「優等生」「いい子」どれをとっても学校から優遇されるタイプではないか。
世間は、価値の高いものや意のままになるものを愛する。
個性や個人の価値観以上に有用性を評価する。
「暗い夜道はピカピカのお前の鼻は役に立つ」
これでトナカイは泣くほどのコンプレックスを打開するべきだという。
“お前の鼻は個性的でわたしは好きだ”というのではなく「役に立つ」。
・・・ほんとうに「現実はきびしい」よ
果たして、ギンちゃんの「勝てばええ」の向こう側に“彼なりの”理由はあるのだろうか?
ギンちゃんとの戦いは次号に続く!!
*
さて、今月号の勝負は一風変わったバトル(笑)でした。
“なぞなぞ”バトル・・・ってなんて曖昧な勝敗基準の戦いなんだ!!
“なぞなぞ”ほど、暗黙のルールを理解して解く問題もないよな(^^;
「パパがイヤなもの」は「(パパイヤの形をした)うんこ」である確立のほうが高いだろうにも拘らず、“なぞなぞ”では「パパイヤ」と答えるのが正解でしょう。不思議。問題文を参考に、出題者の考えていることを当てるゲームといったほうがたぶん正しい。よーするに、出題者が正解といったら何だって正解になるようにも思う。
だから、“なぞなぞ”で分かることといったら“出題者と考え方が似てるか?”ということじゃないか。
(言語学者は“なぞなぞ”を理論的にもっと筋の通るやり方で説明するかもしれないけれど)
・・・それにしても、ももタン、ギンちゃん。
君たち面白すぎるよ。
・・・来月も彼らのバトルは続くんだ!!
9月号を買ったら10月号も!10月号を買う人は9月号も!
ではでは今回はこの辺で~ ノシ
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