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深水ニシンの個人サイト「あらしののはら」管理用ブログです。
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※ ちょいちょい書き直してます(12.11/11)

本来、時間の切れ目なんてないはずなのにどうしてでしょう。
日が昇るから? 沈むから?
いきものは生まれて死ぬからか?
我々は不幸にも時間を刻むなんてことをやりだしたので、
時間とか期間とかいう間隔を把握しなきゃならなくなった。

それだから、ああ。遠い! 10月20日が遠い!!

というわけで、大変お待たせしました。
毎月来てくださってる方、ほんとうにありがとうございます。
・・・もう11月になってしまい、すっかり寒い。衣替えしましたか?

きるものきないもの きるものきらないもの
整理整頓の時期でもありますね。

私は自分で好きなふうに時間をちょん切りたい。

拍手


* * *

今回は、疲れてるときに読みたい わざぐぅv



オッス!オラ、3年ぐぅタロー(仮)!!


ここ最近、一生懸命あたま使って読んでた気がするのですが、本来こういう感じの漫画なんですよね。作者の意向として――「結局なんでもありだらけのまんがなのでいろいろむずかしい説明をするよりもとりあえず勢いで読んでほしい」(コロコロイチバン!新1号ふろく 巻末インタビューより) というのは『わざぼー』の頃に仰ってたことですが。

・・・・・・ところで、「分かる」って言葉について。何ゆえそんなふうにいうのか。私が何かで読んだ話によれば「切り分ける」ということと関連があるらしい。真っ暗のなかで何かの形を認識するというのは、闇からソレの輪郭を切り取った、というふうにもとれる。なので、「分かる」とは「切り分ける」ことと関連がある。また、ナイフのように形を切り出すアイテムは“知る”ことの象徴と言われる ――ってたぶん、心理学的な内容の本だったと思う。「アモールとプシケ」に関して言っていた。プシケは結婚相手である謎の怪物の正体を知るために“ナイフ”と“明かり”を持って行った。それらアイテムについての解説より。……でも、一体それはなんていう本だったろう!

ということで、なんでもかんでも“分かろう”とするのが、好奇心旺盛な人間の性ではあるけれど、“なんでもあり”なんていわれると、それはもう“分かるものではない”。決して“分けられる”ものではない。
切り分けることは出来ない!!

手のつけようのない混沌に直面すると、我々は目の前が真っ暗になる。

 *


30%増量


さて、前回ハナクソウンコのこだわりで主張したギンちゃんのまつげ。
よかった! 今月はあった! 

わたしはギンちゃんのまつげのためにこの漫画を読んでいるといっても過言ではない。
(期待度3割増)
いやあー、かわいかったねー。

……でも、その位置に「?」って


股間が謎めいている


ギンタローまえかけ禁止コードとか考えてみると楽しそうだね! (下ネタ多そうだけど)

 *

ギンちゃんの件は内容とほぼ何の関係もないことでしたが、さて、新展開です!
ついに成績上位者8名によるバトルトーナメントが開催されました。
戦士達の名前も判明! したけれど、これはおいおいネタにするとして

ももタローの対戦相手はサルカニアン!!

いかにも「さるかに合戦」なわけです。
カニっぽい着ぐるみを着ているのか。そういう、身体なのか。あたまがカニっぽいサルです。元ネタでは見られなかった、サルとカニの和解ともとれる2種族の合体した姿に胸が熱くなりますね! (ならねーよ)

ビジュアル的には愉快な彼の戦いっぷり。カッコイイ!!
割と今回の感想は適当なことを言いまくっているけれど、サルカニアンは嫌いじゃない。
小気味よい。ズバッとスッキリする感じ。流石成績上位者の実力。

それなのに、
わざぐぅ・・・! 解せぬ! 解せぬぞ!!
グローブってなんだ!! ぐぅってなんだ!!
そうか! ぐぅ は ちょき に勝つものなのか!!
ジャンケンってスゴイ!!

や、もう、そういうルールの中で展開されるゲームじゃないんですね。
そこらへんがまーさまとは違う。ゲームじゃない! バトルクリフって怖い!

 *

怖いといえば観客。なんと、隠密に開催されていると思われたバトルクリフ内部に観客がいた。舞台にあがる戦士たちを取り囲む客席に、こう、わーっと出てくるんですが、ももタロー君(?・ふきだしの主がさだかではない)も言ってる「キモチ悪い」って。

どっから湧くんでしょうね。こういう発想。
満杯の客席はみんなおめんをかぶった同じ顔で笑ってるっていうイメージ。

あんまり ながい戦争で/あんまり おなかがペコペコ/あんまり ひとが死んでって
だから なみだも出ないんだ
だれもがみんな しらん顔/ふつうのできごと しらん顔/お面みたいな しらん顔

(蓬莱泰三「ゆめ」 作曲 三善晃『こどものための合唱組曲 オデコのこいつ』より)

みんながおめんの顔 というのはどういう“感じ”を思い起こさせるか、と考えるのだけれど
(“感じ”を文章でいわんとするとどうしても“考え”なければならない)。

例えば『オデコのこいつ』の3曲目「ゆめ」から一部分もってきました。部分なのでどういう状況なのかパッとしませんが、「ゆめ」は平和な国の子どもが戦争下のビアフラの飢餓の現状を知った、それを夢に見てしまったという詩です。夢の中でその子はビアフラの住人になっている。お母さんが死んでしまった。しかし、人が餓死するなんて日常茶飯事だから、ぼくもみんなも涙がでない。そういう“ふつうのできごと”として受け取られるものに対する表情を“おめんみたい”といっている。

“おめんみたい”とは表情のなさ、出来事に対するこれといった感情がないことを言っているのか。みんな、感情のない、なみだを流さない、おめんみたいな顔。ふつうのことだからおめんの顔で受け流す。それは“しらん顔”をしているという風に感じられる。集団のおめんの顔は日常に対する無頓着を言っているのではないか。

あるいは、“おめん”とは複製できるものかもしれない。複製された“おめん”は“みんな”おなじ顔をするはずで、集団が同じおめんを共有する事が、日常性(ふつう)を表すもののようでもある。

“集団”が出来事に対して同じ考え方をもつと、それは“ふつう”になる。その“ふつう”がまかり通った人々の表情は“おめん”のように同じに見える。なぜなら、出来事に対して共有された、お決まりの、“ふつう”の考え方なり感情なりを持つはずだから。

そして、その“ふつう”の集団からあぶれると“ふつうじゃない”ということになるのかもしれない。
(だから、個人的な考え方や感情は“ふつうじゃない”ともいえる)


おっさんの尻をみながら描くモチベーションはなかったの(´・ω・`)


さて、これらを念頭におきつつ『わざぐぅ!』のおめんの観客とは一体どんなものと感じられるだろう。
“ふつう”を構築した“集団”が同じ顔――“おめん”の表情をしているという風にもとれる。すると、彼らの中心で舞台に上がった戦士たちの見世物になってる感。戦いに臨む戦士たちの個性的な姿は、傍目には非日常としてエンターテイメントに映る……のかもしれない。

集団が一律に“おめん”として言われるのは、戦士たちの立場でのものの見え方ではないか。自分たちを見つめる同じ顔をしたおめんの集団が“キモチ悪い”とは、なんていうか、また、世界の見え方として恐ろしいものなんじゃないでしょーか。

※ あくまで、管理人の読み方であって作者の意図としてそういう描写だったと断定しているわけではありません。さて、みなさんも“キモチ悪いおめんの集団”に見つめられている気持ちになってみましょう。ももタロー君たちのハートの強さを思い知ることになるんじゃないか、と。

 *

すみません、ほんと; 今回書きたいことが色々あって混沌としてしまいました。
わたしは目の前が真っ暗になった……!

なお、記事中で紹介した「ゆめ」は
  「ゆめ」「オデコのこいつ」「三善晃」
などと検索すればyoutubeなどで視聴できます。ご興味のある方は是非。
……こわいよー。
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こんばんわですv
お久しぶりです~っ><

私に至ってはドロップアウト(飽きたとかでは決してなく文章が思いつかず放置状態的な意味で)期間なんてあるので毎月きちんと報告をされている事だけでも偉業ですよなまっと様!!!!

戦士達のネーミング考察もまた楽しみにしておりますv


幼少時は色んな出版社さんのさるかに合戦絵本を読んで育ったのですがどの出版物もサルさんとカニさんが仲直りしましためでたしめでたしだったので実は両者殺し合い合戦は衝撃的でした(笑)←

ふと気づけば明後日ですね。段々時間の流れが速いです(;´∀`)




・・・てかメールでブログにて改めてご挨拶します~・・・的な事ほざいてありえないほどの短文で申し訳ないです(ホントに短い)



いもっちゃん・・・そういえばコロイチでのもうひとつの女性主人公の漫画でしたね(笑)
大人の事情といえばむてん丸も終了してくら寿司からコロイチが消えたにも関わらず相変わらずのコロイチのくら寿司押しには私も結構いい大人ですが未だに大人の事情がよく解らんとです(;´∀`)
Posted by 千笑 2012.11.19 Mon 21:18 編集
どうも~v
いえいえ、どうもいらっしゃいませ~

いやー、毎月書いているというだけじゃダメ! 内容にもこだわらないと競争勢力に押されてしまう! 
個性的に書かねば、と見えないライバルを想定してモチベーションを保ちつつ書いてます。

気が付けば! これを書き終える頃には20日になってるので、もう明日。
ほんと、早いもんですね(´`)


 > さるかに合戦 … 殺し合い合戦

そうなんですよねぇ。
私は、顛末がどうなったかということよりも、リンチシーンばかり注目してました。計画の緻密さ、配置の的確さ。どの仲間がどういう役割を担っているか、とか。知略の重要性に気づかされる話でしたね。

殺し合いというよりも、騙し合い。食うか食われるか、みたいな。
サルはカニに柿を育てさせた。さらに、何個か頂くことを条件にカニに柿を取ってやるという同盟を結べばよかったのかもしれません。お互い不足を補い合って食べるものには困らない。

・・・みたいな。
サルを反面教師にして、カニを臣下の軍事指揮官に仕立てて、案外、帝王学の教材として発案された物語なのかもしれませんw (ホントか?)


 > むてん丸も終了してくら寿司からコロイチが消えた
   … 相変わらずのコロイチのくら寿司押し

広告スペースを得るためにくら寿司は小学館にお金を払います。
このお金は小学館が雑誌を作るための資金になる。
「くら寿司押し」するのは広告スペースを買ったお客だし、雑誌作りのために出資してくれている企業さまだから。

漫画がなくなったり、店頭に雑誌がなくなったのは
コロイチやコミックスの売り上げに反映できないと判断したから。

だと思います。

ページ漫画ではなくなってしまいましたが、むてん丸四コマは相変わらずのインパクトで。
未だにメルルーサ回の“ルール無用サッカー=みんな好き勝手やってるだけ”を思い出して笑います(笑)


“大人の事情”なんてのは気にせずに楽しめるってことが、
楽しみを提供されている側にとっては一番の幸福だと思いますよ!

ではでは、コメントありがとうございました。
2012.11.20 Tue 18:37
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